日本マンション学会 梶浦会長挨拶

快適なマンションライフを目指して研究活動を行い、多様な会員で集い、考え、話し合っています。
日本マンション学会に、どうぞ

会長 梶浦恒男
(大阪市立大学名誉教授・平安女学院大学名誉教授)
カジウラ写真

皆さんこんにちわ。日本マンション学会の会長の梶浦です。

学際的な研究活動

この学会は今年設立25年になりますが、この間いろいろな活動を行ってきました。学会誌「マンション学」は昨年55号を発行しましたが、この中で発表されてきた諸論文はマンションの制度、管理、再生など広い分野に及び、学際的な本学会の特徴を踏まえています。それらはマンション生活の向上に資するものです。平成20年に出版しました「マンション学事典」(民事法研究会発行)は学会を挙げて取り組んだものですが、マンションに関連した事項の解説を行い、マンションに関心のある方々には大変参考になる書だと思います。また学会ではマンションの法制度や管理について、諸外国との比較研究を行っていますし、国際交流も行ってきました。

大震災に対してや標準管理規約改正に対しての学会の活動

学術研究以外の社会的活動の面では、阪神・淡路大震災や東日本大震災での復興支援、標準管理規約改正に対する取り組みなどの諸活動が特徴的なものとしてあります。東日本大震災では本学会の英知を集めて「被災マンションの復旧・復興に向けた政策提言」をまとめ、公表しました。この提言は被災マンションの解体と売却を円滑に進めるための法改正の一つの契機となりました。昨年4月に起きた熊本の震災でも支援活動を行いました。昨年は標準管理規約の改正がありましたが、コミュニティ条項の削除など問題点の指摘が多くあったことから、適切でない部分を改良して管理組合の規約作成に参考になるよう、「改良版マンション標準管理規約」を作成しました。学会ホームページに掲載しております。

このように本学会の25年にわたる活動は日本のマンションを良い住まいにしていくためにお役にたってきたのではないかと自尊しておりますが、これからも益々学会を大きくし、活動を活発に展開していきたいと思っています。

学者、実務家、住民など多様な会員が集い、考え、話し合う

さて本学会は、私のような研究者だけではなく、多くの専門家の方々が参加されています。弁護士さん、建築士さん、マンション管理士さんをはじめ、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士さんといった方々、行政マン、コンサルタントの方々と多彩です。マンションが多様な専門性に関っていることの表れかと思いますが、加えてマンション管理組合の役員経験者や区分所有者、居住者の方々の参加も少なくありません。これらの方々の実務経験や現場からの発言はマンション問題を総合的に、また現実に即して捉え、解決策を考える上で大変有益です。

全国大会の魅力

学会は毎年全国大会を開いてシンポジウムや研究発表の分科会を行っていますが、これらは大変視野を広め、思考を進める場になりますし、多くの方々と交流出来て楽しい時間を過ごせる場です。昨年は千葉大学で大会を開きました。

今年の全国大会は2017年4月22日(土)23日(日)の両日、名古屋市で開催します。会場は椙山女学園大学ですが、22日(土)午後にはマンションでの認知症や孤独死などへの対処の仕方をテーマにメインシンポジウムを行うほか、初日午前中と二日目午前に分科会を持ちます。見学会も企画しています。

ぜひ多くの方々が足を運んで頂くようにお願い申し上げます。そして日本マンション学会への入会をお考えください。

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