会長より、初秋のご挨拶

 

 

 

2020年9月15日
日本マンション学会 会長 鎌 野 邦 樹

 コロナ禍のなか、会員の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしようか。

 本年元旦の新年のご挨拶のなかでは、「本年の大会は、4月18日(土)・19日(日)に大阪で開催されます(4月17日の夕刻には「市民シンポジウム」が開催)。多くの会員の皆様が大阪にご参集され、共にマンションの問題を考え、語り合いたいと思います。」と述べ、また、大会特集号であるマンション学第66号の冒頭でも、その旨を書きました。しかし、コロナウィルス蔓延のなか、感染防止の観点から大阪大会は、中止といたしました。当学会にとって、大会は、会員が一同に集い、マンションの問題を議論する年1回の最も重要な行事であるだけに、理事会としても討議を重ね、苦渋の決断をさせていただきました。この点に関し、会員の皆様には、その迅速な御連絡がなされなかったこと等についてご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。また、大阪大会向けてご準備をしていただいた会員の皆様には、心より感謝申し上げます。

 大阪大会の中止に関連して、2点、この場を借りて、御連絡申し上げます。
 第1点目は、リアルの対席での大会は中止となりましたが、大会で報告を予定していた一部の分科会については、本年11月7日(土)にリアルタイムでオンライン会議にて開催することになりました。詳細は、学会のホ-ムペ-ジ等をご覧いただき、ぜひ参加をお願いいたします。
 第2点目は、本年4月の大阪大会にて、学会の恒例の行事として、本学会の「論文賞・奨励賞・共同研究賞」の授賞式を行う予定でしたが、それもできなくなりましたので、受賞者についてお知らせいたします。論文賞および研究奨励賞については該当者がいませんでしたが、共同研究業績賞については、次の2者が受賞者に決定いたしました。なお、表彰式につきましては、次の大会にて行うことを予定しております。

・認知症高齢者等の課題一般研究委員会(角田光隆代表):
 対象論文「特集 分譲マンションにおける認知症高齢者等の課題に関する多角的研究」
 マンション学64号掲載

・大槻博司・宮崎雅司・梶浦恒男・辻井左恵:
 対象論文「マンション類型による大規模修繕工事の内容と長期修繕ガイドラインとの
      比較考察-関西における110事例の調査から」マンション学63号掲載

 さて、会員の皆様は既にご存じのことと思いますが、本年6月に、マンション適正化法およびマンション建替え等円滑化法の改正法が成立・公布されました(施行は2022年4月1日)。学会活動の一環として、学会のホ-ムペ-ジにて、同マンション2法の改正について、私が話題提供をした動画(30分程度)を配信することを予定しております。お時間のあるときにでも視聴していただければ幸いです。

 では、コロナが収束し、会員の皆様と直接にお会いできることを楽しみにしております。

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