会長より、新年のご挨拶を申し上げます

新年のご挨拶

会員の皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、会員の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2020年 元旦
日本マンション学会 会長 鎌 野 邦 樹


 昨年の当学会の活動としては、福岡大学にて第28回大会が開催され、4月19日(金)午後の市民シンポジウム「マンション管理は区分所有者の手で」を皮切りに、4月20日(土)午後のメインシンポジウム「被災マンションの課題とそれをふまえての提言」および、4月20日(土)午前と4月21(日)午前の7つの分科会とひとつの特別研究会において、日頃の各会員の研究や実務の成果が報告され、会員による活発な議論がなされました。

 日常的には、各支部および各研究委員会にて、活発に活動を続けてまいりました。
 また、熊本地震復興特別研究会(代表・折田泰宏会員)においては、マンション学会として国土交通省から助成金を得て、現地の被災マンションの支援を行いつつ、調査報告書をとりまとめ、国土交通省に提出いたしました。
 その中では、今後の震災復興の在り方について、いくつかの提言をいたしました(「マンション学」64号をご参照ください)。

今日、全国のマンションストックは約655万戸(2018年末時点)あり、1500万人超がマンションに居住する中にあって、いわゆる2つの「老い」をはじめとする多様な課題が存在しています。
 各区分所有者および管理組合は、現実に生じる多くの課題をしっかりと受け止めて、よりよい住環境を維持し、また改善を図り、他方では、再生(または終了)を考えておくことが必要であると思います。
 そのためには、マンション学会が、社会の先頭に立って、会員の英知を結集して、学際的・業際的にひとつひとつの事項を現場の視点を踏まえて調査研究し、社会に提言することが必要であると思います。

 本年も、会員の皆様には、それぞれの立場・仕方で、マンション学会に参加し、当学会をご活用いただき、また、ご協力を賜りたいと思います。

本年の大会は、4月18日(土)・19日(日)に大阪で開催されます。
 (17日の夕刻には「市民シンポジウム」の開催を予定しています。詳細は当該ページをご参照下さい)
 多くの会員の皆様が大阪にご参集され、共にマンションの問題を考え、語り合える機会となることを願っております。

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