会長より、新年のご挨拶

 
 
 

   2022年 元旦
   日本マンション学会 会長 鈴 木  克 彦

 新年明けましておめでとうございます。本年の会員皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 昨年も、残念ながらコロナウィルス禍に翻弄された1年でした。そのため、4月の全国大会は中止とさせていただき、それに代えて秋の大会として、10月16日に「マンションの価値は『管理』で決まる時代を迎えて~マンション管理適正化法の改正と管理計画認定制度への対処法~」と題したシンポジウムと分科会をオンラインにて実施いたしました。土曜日の開催にもかかわらず延べ531名もの多くのご参加を得て、大きな支障もなく無事に終えることができました。改めてご協力いただきました関係各位には心より御礼申し上げます。

 2022年度の春の大会につきましては、現在もコロナウィルスの感染が収束していないことから、オンライン方式で4月16日(土)~17日(日)に開催することといたしました。メインテ-マについては、昨年に学会創立30周年を迎えたことから、「マンション新時代とマンション学」(予定)と題して、国土交通省の参事官による記念講演の他に、歴代の学会会長を交えて学会の今後のあるべき姿を議論することを予定しております。実際に会員が集まって行う学会創立30周年祝賀会は、コロナ禍が収束するであろう本年秋頃に実施する予定です。なお、2023年度の春の大会は通常の対面方式にて実施する予定です。それまでにコロナが収束することを願っております。一日も早く会員の皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。

 また、学会創立30周年記念事業として、マンション学の創刊号から第60号までの全頁を収録したDVDを作成いたしました。約2,000編の論文を収録しており、キーワードを入力することで閲覧したい論文が即座に表示される検索システムも備わっています。マンション学の歴史と発展を知る上で貴重な資料となるものですので、ぜひとも購入をご検討ください。会員の皆様には予約特別価格も設定しています(申込期限あり)。

 「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が一昨年に改正され、いよいよ本年度からは「マンション管理計画認定制度」が施行されます。ますますマンション管理の重要性が各界に周知されるようになり、管理状況でマンションの価値が評価される時代を迎えようとしています。こうした状況に対し、マンションの普及とともに発展してきた本学会への期待はより一層高まることが想定されます。多彩な立場の会員が集う本学会の特徴を活かしつつ、豊かなマンション居住に向けて社会の要請に応えていくために、会員の皆様もそれぞれの立場から本学会をご活用いただき、本年もマンション学の発展と普及のためにご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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